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専業トレーダーをおすすめしない4つの理由


 

 

UNITED FX JAPANの浅井です。

 

「専業トレーダー」という言葉の響きに憧れているトレーダーは多いと思います。専業トレーダーは自分の時間が自由になり、多くのお金を稼ぎ、やりたい事に資金を投下でき、良い家に住んで良い車に乗って…と、たくさんの想像をかき立てることでしょう。実際にそういう生活をされている方がいるのも事実だと思います。

 

しかし、私はおすすめしません。今回はその理由を書いていきます。

 

①生活のために勝たなければならない

専業トレーダーとなれば、生活資金をトレードで稼がなければなりません。という事は常に勝たなくてはいけない訳です。しかし、すべてのトレードが全勝で終わるトレーダーなど存在しないし、負けからスタートする月もあります。

 

その時に焦らずいられるでしょうか?勝たなければ家賃が払えない、貯金を崩すしかないという思考を、完全に排除する事ができるでしょうか?

 

よほどメンタル・マインド的に鍛錬を積んだ方でないと難しいでしょう。資金力は心の余裕を作ります。言葉を変えれば、「ここでマイナスだとしても今すぐ生活が圧迫される訳ではない」という余裕は、兼業トレーダーの強みでもあるのです。

 

②生活リズムが崩れる

専業トレーダーになると、時間のすべてをトレードに使う事ができます。今までは仕事終わりの数時間見るだけだったチャートが、一日中見られる訳です。それこそわずかなエントリーポイントも逃さないとばかりに。この生活リズムの変化は、悲劇を生むかも知れません。

 

③トレード依存

最初は好調だったトレード。これなら専業トレーダーとしても充分にやっていけると確信するも、心の奥底から沸き上がって来る気持ちを押さえられない。

 

「もっと勝ちたい」

 

レンジ相場の間はする事がないので複数の通貨ペアを同時に見るようになります。一日中チャートを見ている事で目は充血し、頬はこけ、食事もろくに取らず、夜も気になって眠れない。小さなニュースに反応し、出先でもスマホをチェック。友人と過ごしても心から楽しめず、やがて誘いを断るようになり、外部との接触が減っていきます。

 

冷静な判断やルールを守るという基本的な事さえできなくなり、負けがかさむ。昔は勝てていたという遠い記憶にしがみつき、負ける理由を検証する事なく「こんなはずじゃない」という思いを抱えながらマイナスを取り返そうと再びエントリー、逆に動く。そんな事を繰り返している内に資金が底を尽き、終了。

 

④トレードで生活を背負うというプレッシャー

非常に辛い現実ですが、ここまで書いた事は実際に起こっている事実であり、私も目撃した事です。さらにここで終了するならまだ良い方で、借金に手を出すトレーダーまでいます。こんな思いをするくらいなら、心に余裕のある兼業トレーダーの方が勝てます。仕事を辞めたいならただ辞めるのではなく、他のもっと良い条件の仕事に変えるという選択の方が良いです。精神的に追いつめられたトレーダーは確実に負けます。そして精神的に追いつめられる原因は「専業トレーダー」という肩書きなのです。

 

自由を求めた結果不自由になり、余裕を求めた結果ギリギリの生活。これが夢みた専業トレーダーの結末です。それでも、どうしても、という方もいるでしょう。

 

それでも専業トレーダーになるのなら

まずは兼業トレーダーで資金を貯めましょう。証拠金はもちろんとして、数ヶ月分の生活費だけではまだ足りないと思います。2年分くらいは欲しい所ですが、1年分でもギリギリOKでしょうか。そして最初から大きく稼ごうとせず、新しいライフスタイルになじむまで本当に勝てる所しかエントリーしない、いつのもスタイルを貫いてください。ポイントは、FX以外に没頭できる趣味を見つける事だと思います。家にこもってFXだけやっているトレーダーは、もしかすると廃人への道を歩んでいるかも知れません。

 

好きな事に没頭して、取れる所だけちゃんと取るという生活で充分だと思います。元々のスタイルがそうなのですから。

 

多くの人は兼業で数ヶ月の良結果が出た時点で「専業でもいけるんじゃね?」となってしまいがちですので、警鐘を鳴らすためにこの記事を書きました。

 

かく言う私も専業ではありません。家で仕事をしているので、見たい時にチャートを見る事ができるという意味では限りなく専業に近いですが、FXに生活を背負わせてはいません。ファンドトレーダーが専業じゃないなんて嘘でしょ?と思うかも知れませんが、ファンドにそんな制約はありませんし、他のやりたい事がビジネスに繋がっているだけなので、特に問題があるという事もありません。

 

要は兼業で勝てていたのに専業になった途端、負け続けて破綻したというトレーダーが意外と多いので気をつけましょうという事です。それだけライフスタイルが変わり、生活というプレッシャーを抱えるのは大きなインパクトを持つのです。

 

プロトレーダーや専業トレーダーなどという言葉に惑わされず、しっかりと地に足をつけ、自分のトレードを育てていきましょう。

 

それでは良い週末をお過ごしください。

 

 

 

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